第3次再審請求裁判
 北海道庁爆破・再審請求裁判(大森勝久)


第3次再審請求裁判

第3次再審請求の現況
2019年2月8日に、第3次再審請求書をを提出しました。


以下は北海道新聞の記事です


大森死刑囚が第3次再審請求 道庁爆破事件 札幌地裁に新証拠の筆跡鑑定

2019214日北海道新聞電子版

 2人が死亡、95人が重軽傷を負った1976年の道庁爆破事件で、殺人などの罪で死刑が確定した大森勝久死刑囚(69)=札幌拘置支所在監=が札幌地裁に第3次再審(裁判のやり直し)請求を行ったことが13日、弁護団への取材で分かった。確定判決が有罪の根拠の一つとした犯行声明文に書かれた3カ所の印について、コンピューター解析の結果、大森死刑囚の筆跡と一致せず、別人が書いた可能性が極めて高いとする専門家の鑑定書など7点を新証拠として提出した。

 請求は8日付。確定判決によると、犯行声明文は事件発生の約4時間後に地下鉄大通駅のコインロッカーから発見。用紙2枚にテープライターを使って打刻され、3カ所に手書きで「」の印が記入されていた

 確定判決は大森死刑囚が書籍やノートに記していたの印と比較した複数の筆跡鑑定を基に「声明文の印は大森死刑囚が手書きした蓋然(がいぜん)性が極めて大きい」と指摘。さらに《1》大森死刑囚の居室から爆薬成分が発見された《2》「道庁付近で似た人を見た」との目撃証言があったなど複数の間接証拠から有罪と認定した。

 再審請求書によると、弁護団は再審開始に必要な新証拠として、筆跡のコンピューター解析を専門とする東海大の福江潔也(きよなり)教授による印に関する鑑定書を提出。「97・6〜98・8%の確率で声明文の印は大森死刑囚とは別人が書いた」との結果が出たとし「無罪は明らか」と主張する。

 主任弁護人の浅野元広弁護士(札幌)は「声明文との結び付きは、確定判決が認定した状況証拠の大きな柱だった。結び付きが否定されたのだから判決の論理は崩壊する」と指摘する。

 大森死刑囚は94年9月に死刑判決が確定。これまでに再審を2度請求し、大森死刑囚の居室から爆薬成分を検出したとする道警の鑑定の信用性などを争ったが、いずれも退けられた。(松下文音、野口洸)

 <ことば>道庁爆破事件 1976年3月2日、札幌市中央区の道庁1階でバッグに仕掛けられた時限式消火器爆弾が爆発。道職員2人が死亡し、95人が重軽傷を負った。地下鉄大通駅のコインロッカーから「東アジア反日武装戦線」を名乗る犯行声明文が見つかり、道警は同年8月、大森勝久死刑囚を爆発物取締罰則違反容疑(所持)で逮捕、同9月に殺人容疑などで再逮捕した。大森死刑囚は公判で無罪を訴えたが、一審札幌地裁は83年3月、求刑通り死刑を言い渡し、94年9月に確定。大森死刑囚は2002年7月に再審請求したが、最高裁が11年12月に棄却。13年1月には第2次再審請求を行い、17年7月に退けられた。


トップページ  総目次

 北海道庁爆破・再審請求裁判(大森勝久)